次の方は試験が免除になります。

■薬剤師
■厚生省令で定める学校で、応用化学に関する学課を終了した者

厚生省令で定める学校で、応用化学に関する学課を終了した者とは次のとおりです。

1. 大学で次の学部・学科の課程を修了

1. 薬学部
2. 理学部または教育学部の化学科、理学科、生物化学科など
3. 農学部の農業化学科、農芸化学科、農産化学科、園芸化学科、水産化学科、生物化学工業科など
4. 工学部の応用化学科、工業化学科、化学工業科、合成化学科、合成化学工業科、応用電気化学科、化学有機工業科、燃料化学科、高分子化学科など
5. a〜d以外に授業科目の必須科目のうち、化学に関する授業科目が単位数において50％を超えるか、または28単位以上である学科

2. 高等専門学校で工業化学科の課程を修了
   
   
3. 高等学校で、化学に関する次の科目を30単位以上修得
   工業化学、無機化学、有機化学、化学工学、化学装置、化学工場、化学反応、分析化学、物理化学、電気化学、色染化学、放射化学、医科学、生化学、農業化学、食品化学、水産化学など

※ご自分の学科が試験免除に値するかわからない場合は、薬務課なりでご確認ください。

残念ながら合格証はもらえません。
また、特に申請の必要もなく、身分証の提示が求められたと時は、大学の卒業証明書や単位証明書で代用してください。

受験料は１０５００円。
受験に必要なものは、願書、写真です。
願書は、願書受付期間内に都道府県の薬務課まで取りに行ってください。

都道府県ごとに試験が行われるため、試験日は都道府県ごとに異なります。
春季・夏季・秋季に大別することができます。

春季（２,３月）	石川県・山梨県・滋賀県・奈良県
秋季（１０,１１月）	埼玉県・山口県・徳島県
夏季（７,８月）	春季・秋季以外の都道府県

詳しくは、連絡先/試験日でご確認ください。

できます。

1. 一般毒物劇物取扱者試験
2. 農業用品目毒物劇物取扱者試験
3. 特定品目毒物劇物取扱者試験
4. 内燃機関メタノールのみの取扱いに係る特定品目毒物劇物取扱者試験

の４種類。それぞれ試験範囲が異なります。

一般	全毒物劇物
農業用品目	農業用品目に関する毒劇物（毒物劇物取扱法施行規則の別表第1）
特定品目	特定品目に関する毒劇物（毒物劇物取扱法施行規則第2）
メタノール	その名の通りメタノールだけ

1. 毒物及び劇物に関する法規
2. 基礎化学
3. 毒物及び劇物の性質及び貯蔵その他取扱方法
4. 実地試験

の４科目。

法令	主に、「毒物及び劇物取扱法」から出題
基礎化学	高校程度の化学の問題が出題
毒劇物の性質	主に、「毒物及び劇物取締法」の別表から出題
実地試験	実技とペーパーの２種類。どちらかは都道府県によって異なる。

実地試験は実技とペーパーの２種類ありますが、ほとんどの都道府県がペーパーです。
実技が行われる都道府県は

和歌山県・高知県・宮崎県・鹿児島県 ※平成１０年度調べ西日本のみ

実技試験の内容は、５種類ほどの毒劇物を形状・色などから名称を判別するというものです。

上記以外の都道府県はペーパーになります。
ペーパーの内容は、「毒物及び劇物の性質及び貯蔵その他取扱方法」に近いとお考えください。

1. これだけはマスター!基礎固め...国家・資格試験シリーズ 71＜弘文社＞
   最初はこの参考書で雰囲気をつかむのがいいと思います。
   
   
2. 最新 毒物劇物取扱の手引＜時事通信社＞
   参考書というより専門書。値段は法外に高いですが得るものは大きいです。
   
   
3. 毒物劇物試験問題集＜薬務公報社＞
   全国の過去問が載っている。買って一から始めるというよりも、受験する県の問題をさらっと確認する程度でもいいかもしれません。

はい。受験することができます。
年齢制限などはなく、どなたでも受験することは可能です。

試験に合格しても毒物劇物取扱責任者になれないのは次の４つです。

1. 年齢が１８歳未満
2. 心身の障害により毒物劇物取扱責任者の業務を適正に行うことができない者として厚生労働省令で定める者
3. 麻薬、大麻、あへんまたは覚せい剤の中毒者
4. 毒物若しくは劇物又は薬事に関する罪を犯し、罰金以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなった日から起算して3年を経過していない者